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秋風運ぶ、九月の花(がんサバイバー・クラブ、2022年9月 寄稿 )
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日本列島は初秋の9月を迎えました。九州は陽がさす日中は、まだ汗ばむ候ですが、朝夕は涼しい空気に触れるようになって来ました。今回は高原や山の中腹で、初秋の花たちを訪ねます。大分の飯田高原では、橙色のフシグロセンノウが微かに揺れています。愛媛にある九万高原でも、四国カルストとして広がる石灰岩の傍で、紫色系のアザミとゲンノショウコやタデの花たちが、また赤いイチゴの実が、風に揺れて・・・。一方、本州に目を向けると、長野の志賀高原では高山植物の女王と呼ばれるコマクサが、また広島の吾妻山の中腹では青いマツムシソウが、高原を渡る風に頭を振っていました。ところで、秋は海岸にもやって来ます。愛知の伊良湖岬では、灯台の近くに薄紫色のハマナタマメが、アザミ、ハマナデシコ、ハマカンゾウなどと共に、太平洋からの潮風に揺れては遊んでいます。(潮 信輔)
- 登録日
- 2022年09月03日
- 更新日
- 2022年09月03日 14時 12分