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シロツメクサの春と夏
White clover in spring and summer
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シロツメクサ(白詰草)は、ヨーロッパ原産の多年草でクローバーとも呼ばれ、牧草や緑化にもよく使われています。我が国には、江戸時代にオランダから献上されたガラス製品が割れないように、その周りに緩衝材として、この植物が詰められて渡来したとのこと。そこで和名は「白詰草」。 葉は3枚の小さな葉からなる複葉が基本で、V字型の葉紋があり、夜には葉を閉じます。しかし時おり、4枚の小葉のものがあり、幸福を呼ぶ「四つ葉のクローバー」として珍重されます。また朝露や走り雨で水滴をつけた葉は、キラキラと輝き風情があります。 花は、まっすぐな花茎の先に30〜50個ほどの小さな花が球形に集まって、白い頭花に。蕾は上向きですが、頭花は咲き終わった花から順番に、下向きになります。 旺盛な繁殖力で、全国いたるところで野生化しています。そしてシロツメクサが群生した野原では、ミツバチやテントウムシなどの小さな昆虫が集まってきます。 花言葉は、「約束」、「幸福」、「私を思って」など。子供のころ、女の子らと野原で摘んで花かんむりを作ったり、ままごとの食材にしたものです。今は懐かしい想い出です。(潮 信輔)
- 登録日
- 2009年08月30日
- 更新日
- 2016年10月01日 14時 57分