TOP > テーマ別おすすめ画像 > 春の阿寒湖畔「ボッケ(泥火山)」と「弁慶の湯」
テーマ別おすすめ画像
春の阿寒湖畔「ボッケ(泥火山)」と「弁慶の湯」
Bokke (small mud volcano) and Ashiyu of Benkei (foot bath) by Lake Akan
/
阿寒湖畔にある「ボッケ(泥火山)」は、湖岸まで90度以上の熱湯が自然に湧き出ている小さな泥火山です。その名前は、アイヌ語の“ボフケ(煮立つ)”に由来する、または泥湯がボッケ、ボッケと音をたてながら湧出していることから、とのことです。柵で囲まれ、その周りには熱やガスに強い植物が、力強く生えていました。 大小不同、深さもまちまちの5・6箇所の泥湯が、リズムよく湖岸の傍で順番に音を奏でています。水や泥が地中の炭酸ガスによって、丸い気泡や泥泡となって、地表に現れています。淡い硫黄の臭いを散らしながら・・・。 これらの泥湯の数mから10m先は阿寒湖の水際で、さざ波を通して白や黄色の石が澄んだ湖水に映えていました。ほんの近くには、「マリモの唄」の石碑と小さな木の桟橋があります。夕陽に照らされた湖岸の自然の中で、人影がない桟橋のたもとを、波と風が訪れていました。翌日の早朝再び行きましたが、やはり静寂に包まれていました。波も風も穏やかでした。 また同じ阿寒湖畔で「ボッケ(泥火山)」から約100m離れた所に、温泉「弁慶の湯」という足湯があり、温泉と湯煙が流れ続けていました。(潮 信輔)
- 登録日
- 2015年06月17日
- 更新日
- 2017年05月16日 11時 12分