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春の阿寒湖畔「アイヌコタンと古式舞踊・芸能」
The Ainu community village by Lake Akan
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北海道の先住民として、独自の長い文化を築いてきたアイヌ民族。伝統あるアイヌ民族の文化を示した民芸品、そして何よりも古式アイヌ舞踊の里である阿寒湖畔のアイヌコタン。入り口のアーチでは木造のシマフクロウが、大きな目を開いています。そこには自然とともに暮らし、自然の偉大さを尊敬し、自然と共存してきたアイヌ民族の心が息づいています。 国の重要無形民俗文化財に指定されている阿寒のアイヌ古式舞踊・・・。熊や鶴などの動物、狩猟と祈り、自然とのふれあいの中で、喜怒哀楽を過ごしてきた有り様がよく表現されています。とくにアイヌ民族の伝統衣装に身を包み、自然の中に生きる動物たちを敬う擬態舞踊は、見る人の心に響きます。そのひとつハララキ(鶴の舞)は、ユーモラスで旅の疲れを癒してくれました。 屋外ではタイマツ行進に引き続いて、イオマンテの火まつりが行われました。炎が舞い上がり、見知らぬ人々の頬を染めていきます。そしてアイヌ民族の伝統音楽であるムックリ(口琴)の音が、ビューン、ヒューンと、夜空に響き渡りました。(潮 信輔)
- 登録日
- 2013年09月13日
- 更新日
- 2016年09月12日 15時 16分