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志賀高原「木戸池」の朝霧
Morning fog of Lake Kidoike in Shiga Highlands
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信州の「木戸池」は、標高1620mの高さにあって、志賀高原の観光スポットのひとつです。国道292号線のすぐ脇にあって、深さ6m、透明度4m。酸性度が低いため、ワカサギやニジマスなどが生息しています。志賀高原一帯に多く点在する池のひとつで、白樺の森にかこまれた神秘的な雰囲気が漂っています。貸しボートもあり、志賀高原を訪れた人々の多くは、この池畔で休息するとのこと。
今回訪れたのは初秋の人影もない早朝。池から水蒸気が立ちのぼり、霧のようになって、高原の微風に揺れ、方向を変えながらも水面を漂うように、流れて行きました。周りの森に生える白樺の白い幹も霧と同化し、奥に漂うボートも見え隠れして幻想的な風景でした。足元でクマザサが、風でかすかにカサカサと音をたてるので、よく見ると真緑の葉には、大小の朝露が光っていました。またその近くでは白いウメバチソウが、可憐に咲いていました。(潮 信輔)
- 登録日
- 2014年01月04日
- 更新日
- 2016年09月12日 14時 39分