TOP > テーマ別おすすめ画像 > 冬の陸中・碁石海岸「乱曝谷(ランボウヤ)と雷岩」
テーマ別おすすめ画像
冬の陸中・碁石海岸「乱曝谷(ランボウヤ)と雷岩」
Ranbouya channel and Kaminari-iwa cliff on Goishi Coast of Rikuchukaigan National Park in winrer
/
陸中の碁石海岸は大船渡市にあって、末崎半島の東南端の約6kmにおよぶ海岸線です。三陸海岸を代表する変化に富んだすばらしい景勝地。「国の名勝・天然記念物」と「日本の渚百選」に指定されています。
「乱曝谷(ランボウヤ)」はこの碁石海岸にあって、高さ30mをこえて切り立った断崖絶壁が向き合う海の谷間です。長い年月をへて、海食による断崖が狭い水道をつくり、常に太平洋からの激しい波が打ち寄せています。そして黒い岩礁にあたって砕け散った白いしぶき・・・・・・、コバルトブルーの海面に映えます。乱瀑谷はその名のとおりに、眼下に荒々しく豪快な風景を造る自然のすごさを見せてくれました。
「雷岩」は乱曝谷のすぐ南側にあります。太平洋からの波浪が、海食を受けて生じた洞穴に打ち寄せてます。そして空洞を通るときに、中の空気が圧縮され、逃げ出すときに、「ドドーン、ゴゴーンー」と雷鳴のような、重くて低い音をだすことから付けられた名が「雷岩」。「残したい日本の音風景百選」に選ばれているとのこと。耳を澄まして、低い雷音を聞きながら、青い空と青い海、緑の松林を眺めながら、自然美の素晴らしさを再確認しました。(潮 信輔)
- 登録日
- 2012年07月30日
- 更新日
- 2022年03月13日 13時 18分