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秋・紅葉期の岩国「錦帯橋」
Autumn scene of Kintai-kyo Bridge in Yamaguti pref.
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錦帯橋(きんたいきょう)は、山口県岩国市の錦川に架橋された木造のアーチ橋で、日本三名橋の一つに数えられています。大きく美しい5連のアーチが特徴的です。橋の長さは、橋面にそって210m、直線で193.3m。また幅5m、橋台の高さ6.64mです。四季おりおりに、風情ある姿が楽しめます。
秋の錦帯橋は、周辺の植物とアーチ橋とが、お互いにその美しさを高め合っています。岸辺にあるカエデとサクラ、イチョウが、黄葉と紅葉に色づき、土手にある「槍倒しの松」の常緑も加わって、秋の風情を引き立てます。とくに紅葉したカエデの枝の間から、錦帯橋の5連のアーチを見ると額縁の絵の様です。この橋の上を、七五三の晴れ姿を着、親と手をつないだ女の子が渡っていました。そしてこの錦帯橋の風情を、なだらかな山の森に建つ岩国城の天守閣が、微笑みながら見守っている様でした。
今回訪れた錦帯橋が架かる錦川は、静かに流れていて、遠くから見ると流れが止まっている様に見え、川面は鏡の様でした。水面に映る美しいアーチ橋、岸辺の木々、そして周りの森、夕方の灯・・・。そして日暮れから早い夜、橋はライトアップされ、常夜灯にも灯がつき、幻想的な雰囲気を醸し出しました。秋の錦帯橋は、静寂と風情が溶け合っていました。(潮 信輔)
- 登録日
- 2017年11月22日
- 更新日
- 2017年11月22日 10時 39分