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長門・青海島の奇勝奇岩(その2:「十六羅漢」、「カモメ岩」と「静ヶ浦海岸」)
Oddly-shaped rocks of Oumi-jima Island in Nagato
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青海島は、山口県長門市の北にあって、日本海に浮かぶ周囲約40kmの島です。国の名勝と天然記念物に指定されています。その名のとおり、青くきれいな海の美しさで山口を代表する観光地。本土との間は青海大橋で連絡されています。
島の北岸は日本海の荒波を受けて、浸食した地形がつづき、奇岩の並び立つ様子は「海上アルプス」とも呼ばれています。北海岸沿いを歩く自然研究路は、別名「メモリアルロード」。この遊歩道からは、断崖絶壁や数多くの洞穴、洞門、石柱などの奇岩群が眼下に・・・。自然が作り上げた景観を楽しむことができます。また浜辺にも下りて行けます。「静ヶ浦海岸」の波打ち際に立って見れば、自然の息吹をよりいっそう体験できます。
「十六羅漢」は、海の中に多くの仏像が立っているように見えることから付けられた名です。実際、いろいろな方向から眺めれば眺めるほど、仏像に見えてきます。雲間からの日差しを受けて光輝き、仏足を白波が常に洗っていました。
「カモメ岩」は一つの大きな岩に付けられた名前。由来はカモメに似ているためか、カモメがよく飛来するためか、よくわかりません。まわりの岩で一番大きくて、威厳がありました。
国の名勝と天然記念物に指定されている青海島。約9000万年前の火山活動によってできた凝灰岩類から成り立っています。自然そのものが保存されている景観・・・いつ来ても見飽きません。そして散策路の傍では、四季おりおりの草木たちが、控えめに咲いたり、小さな実をつけて、人々を迎えてくれます。(潮 信輔)
- 登録日
- 2012年03月08日
- 更新日
- 2016年09月30日 11時 09分