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大雄山最乗寺の「アジサイ参道」・「杉並木」と「夏の植物たち」
The approach lined with hydrangea and a row of cedar trees of Saijyoji Temple
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大雄山最乗寺は神奈 川県の南足柄にある曹洞宗大本山です。1394年に創建されてから、600年以上の歴史をもつ古刹。神奈川県の三大名刹のひとつです。修験道で有名で、道 了尊とも呼ばれています。
最乗寺の特色のひとつは、広大な寺域にあります。境内の山林は130町歩に及ぶとのこと。周囲は鬱蒼とした森林に抱かれています。深山の森には、樹齢500年以上の杉木立が、参道に覆いかぶさるように鬱蒼と繁って、幽玄な趣を醸し出します。神奈川県の天然記念物に指定されています。
この原生林や老杉が生い繁っている中を、長く続く参道が通っています。車道とハイキング道の「天狗の小径」に分かれて、どこまでも続きます。また、ひんやりした森の道のそばでは、四季折々、多くの植物たちが迎えてくれます。ホウチャクソウ、ムラサキケマン、ドクダミ、ヤブミョウガ、フユイチゴ、シャガなど・・・。
仁王門から約3kmの参道の両側には、約1万本ものアジサイが植えられています。色とりどりのアジサイは見事で「大雄山アジサイ参道」と呼ばれていいます。梅雨の時期、濡れ、雨滴を含んだアジサイの美しさ・・・毎年、訪れたくなります。(潮 信輔)
- 登録日
- 2011年12月17日
- 更新日
- 2016年10月02日 11時 33分