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冬・氷雪期の「湯ノ湖」と「湯滝」
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榛名神社は、赤城山・妙義山と共に上毛三山の一つとされる榛名山の神を祀る神社です。創建より1400年もの歴史を持った由緒ある古社で、徳川時代の末に至るまで神仏習合の時代が続きました。その後、明治初めの神仏分離の改革によって榛名神社として独立したとのことです。
国祖社は約1600年前に、榛名神社の本殿に向かって左側に、建てられた建物です。神仏分離が行われる前には、本地仏の勝軍地蔵が祀られていましたとのこと。入母屋造で本殿と同じ高さにつくられ、向拝や欄間には多くの彫刻がみられますが、本殿にくらべて、全体的にはやや控えめな装飾となっています。
神楽殿は1814年に、国祖社の左側に建てられたもので、人々が参拝に訪れ、奏上される神楽を見るところです。大小の神楽の奉納額が掲げられていることから、額殿と呼ばれています。ここでは県指定重要無形民俗文化財である「神代神楽」が、年3回奉納されています。3方向は開放され、天井絵としては花鳥獣や神楽面などが画かれています。
行者渓は役の行者が修行を行なったと云われています。周辺は岩山になっていて、仙界の様な景観が・・・。岩間から細い水流が傾斜面を下っています。また近くには、大きな岩に包まれ、一年中水の涸れることがないと云う萬年泉もあります。真上の巨岩には4つヤマユリの花が垂れ下がっていました。
自然に囲まれた夏の榛名神社は、深い緑に包まれていました。荘厳な建物群が、岩山や巨岩と一体となって息づき、自然美と神聖さをより高めているようでした。(潮 信輔)
- 登録日
- 2012年11月04日
- 更新日
- 2016年09月30日 15時 07分