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カワヅザクラ(河津桜)の蕾から実へ
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カワヅザクラ(河津桜)は日本にあるサクラの一種で、「大島桜」と「寒緋桜」の自然交雑種であると推定されています。和名の由来は、1955年に静岡県の河津町で原木が偶然発見されたことから。1968年頃からこのサクラが増やされて、以後、日本中に広まっています。1975年には、河津町は町木に指定。原木のある河津町では立派な桜並木があり、この特徴ある早咲きのサクラ桜祭りが有名です。
1月下旬から2月にかけて開花する桜で、春の桜を心待ちにしている人々に早咲きの桜として人気があります。花は桃色ないしピンク色の強い一重で、花期も1ヶ月と長く咲きます。紫褐色で光沢がある樹皮で、緑の葉は、開花後に展開します。
勤務先にも河津桜が植えてあり、他の桜に先がけて蕾がふくらみ、ピンク色の花が枝を彩ります。その推移を見ながら、毎年、春の到来を実感してます。また実もかわいいかぎりです、花が散った後、小さな黄緑の実が、少しずつ大きくなり、色も初々しいピンクへ・・・。
今年、南伊豆を訪ねました。川の両側には満開のカワヅザクラ が長く並び、並木の間に植えられた黄色いナノハナとともに、春霞の青空に映えていました。のどかな春景色でした。(潮 信輔)
- 登録日
- 2011年03月29日
- 更新日
- 2016年10月01日 15時 12分