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小田原城の天守閣と石垣
Odawara Castle: Adonjon and Stone Walls
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伊豆半島の傍にあり相模湾に面した小田原は、中世から戦国時代にかけて城や砦が築かれてきました。そして1500年頃に、戦国大名の小田原北条氏が居城としてから、しだいに拡張整備され、日本最大の中世城郭に発展。名実ともに、関東支配の中心拠点へ・・・。江戸幕府になってからも、箱根を控えた関東地方の防御の役目を果たして来ました。
その後、小田原城の天守閣にも変遷があります。1703年の大地震で、小田原城のほとんどの建物は倒壊。3年後には天守閣が再建され、以後、明治3年の廃城まで、天守閣は小田原のシンボルでした。現在の天守閣は、続き櫓付きの複合三重式で、1960年に復元されたものです。
この天守閣を支える石垣は高くて、幅広く、歴史の重みを語っています。そして海抜約70メートルの最上層からは、太平洋につながる相模湾が一望でき、伊豆半島や三浦半島を見渡すことができました。また山側を望めば、雲や霧がたなびく箱根や丹沢の山並みが、どっしりと控えていました。(潮 信輔)
- 登録日
- 2012年03月05日
- 更新日
- 2024年01月17日 16時 32分