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小田原城の常磐木門と二の丸銅門
Odawara Castle: Tokiwagi-mon Gate and Akagane-mon Gate
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伊豆半島の傍にあり相模湾に面した小田原は、中世から戦国時代にかけて城や砦が築かれてきました。そして1500年頃に、戦国大名の小田原北条氏が居城としてから、しだいに拡張整備され、日本最大の中世城郭に発展。名実ともに、関東支配の中心拠点へ・・・。江戸幕府になってからも、箱根を控えた関東地方の防御の役目を果たして来ました。
常盤木門(ときわぎもん)は本丸の正面に位置し、城門の中でも最も大きく堅固に造られています。多聞櫓と渡り櫓からなる桝形門の形式で、昭和45年に再建されたものです。名前の由来は、門の傍に植えられていた常緑の松にたとえて、永久不変を願っての意味からとのこと。
二の丸銅門(あかがねもん)は、二の丸の正面にあります。名前は、門の大扉などの装飾に赤みを帯びた銅が用いられたことに由来。そしてこの銅門の近くには、その土塀の構造を示す実物の展示がなされています。
小田原城は城と街が一体となった城郭都市小田原のシンボルです。これまで何度も訪れましたが、天守閣のみならず、石垣や堀、そしていろいろな城門は、四季それぞれの姿で、励ましてくれます。(潮 信輔)
- 登録日
- 2019年10月28日
- 更新日
- 2019年10月28日 15時 19分