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テッポウユリ(鉄砲百合)の蕾から花へ
Easter lily: from bud to flower
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テッポウユリ(鉄砲百合)は、ユリ科ユリ属の多年生植物です。日本の南西諸島や九州南部を原産とする球根植物で、とくに種子島を代表する草花です。名前の由来は、花の形が筒状で鉄砲の形に似ていることから。ラッパに似た筒状の花を横向きに咲かせる姿・・・名前は納得できます。
真っ直ぐに立ち、背の高さは50cm〜1m。その茎の頂上に、純白で細長い花を横向けにつけます。花弁が6枚あるように見えますが、根元でつながっています。多くの百合では、花の根本近くから花弁が分かれています。しかし、テッポウユリ(鉄砲百合)は筒状になっていて、先の方で分かれています。その中から、白い雌しべと黄色い雄しべが仲良く顔を覗かせています。
花言葉は“正直”、“甘美”、“純潔”、“偽れない”、“無垢”など・・・。テッポウユリは、蒸し暑い梅雨から夏にかけて、さわやかな香りを運んできます。そよ風が吹いているような、そんな感じがする花です。(潮 信輔)
- 登録日
- 2010年07月12日
- 更新日
- 2016年09月26日 10時 15分