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知床半島の「カムイワッカの滝」、「カシュニの滝」と「ヨウシベツの滝」
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世界遺産である北海道の知床半島は、平地がほとんどありません。そのために、半島を潤し流れてきたた水は、断崖から直接、海に落ちる滝の群となります。遊覧船からみると、海岸線にはこうした滝が随所に見られます。
「カムイワッカの滝」は、知床半島のほぼ中央にある活火山の硫黄山を源流としています。落差は32mで、幅も広く、温泉が混じった滝として、直接オホーツク海の海岸に落下します。3つの滝の中で、もっとも豪壮です。
「カシュニの滝」も、知床岳から流れ出るチャラセナイ川の河口にあって、切り立った断崖から直接、海面に落下します。落差は約30m。滝の裏は大きな洞穴となっているために、黒い洞窟の前を、くっきりとした白い筋となって、優美に流れ落ちています。
「ヨウシベツの滝」は、Y字の山合いから流れてきたものが、一本の筋となって合わさり、海岸に流れ落ちる滝です。雄大で繊細な姿は、人々を惹きつけます。
夏、知床半島で直接、海岸や海面に落ちる滝の群と、念願の知床岬を観たくて、九州から来ました。遊覧船から見る知床連山、赤茶色にそまる硫黄山、そして断崖から落ちる多くの滝・・・。自然が造り出した秘境そのままの姿は、いつまでも想い出の滴となることでしょう。(潮 信輔)
- 登録日
- 2012年02月27日
- 更新日
- 2022年04月24日 17時 15分