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摩周湖の春と夏
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霧で有名な摩周湖は北海道の東部にあります。火山の噴火で出来た周囲が約20kmのほぼ楕円形のカルデラ湖です。千島火山帯に属し、湖面は海抜351mのところに位置し、水深は約200mとのこと。そしてこの湖には流入したり、流出する川がないため、世界有数の透明度を誇っていいます。紺碧の湖水として有名です。 今回、春と夏、第1展望台と第3展望台から、神秘な湖、摩周湖の風景を堪能しました。湖の東南の岸に聳える摩周岳・・・。アイヌ語でカムイヌプリ(神の山)と呼ばれる858mの山体。第1展望台からみると、その頂部には、ほぼ円形の火口があり、その火口壁は灰褐色。夕陽に染められたその火口壁は、荒々しくて男性的でした。 また摩周湖の中央部には、小さな小さな島が浮かんでいます。これが高さ25mの溶岩から出来たカムイシュ島。神秘な湖、ロマンの湖と呼ばれる摩周湖を、より一層、女性的にしていました。涙ぐましいほど貴重で可憐な小島。 摩周湖をパノラマのように見ると、湖の周りはほぼ等しい高さで、約45度の急な勾配の外輪山が、取り囲んでいます。春、木々の梢には芽生えと新緑が、そして夏では緑の葉が、湖の青色に映えていました。摩周湖は、湖水も急な傾斜の山壁も、四季おりおり、朝昼夕で、刻々と違った表情を見せてくれます。訪れるたびに、想い出が巡ります。(潮 信輔)
- 登録日
- 2011年01月01日
- 更新日
- 2023年01月25日 15時 17分