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新緑の北海道「倶多楽湖(クッタラ湖)」
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倶多楽湖(くったら湖)は、北海道南西部の白老郡にあるカルデラ湖で、支笏洞爺国立公園の特別区域に入っています。登別温泉の東方で約2kmの位置にある直径約3kmのほぼ円形の湖で、周囲8kmほどの比較的小さな湖。流入したり流出する川がないため、水質はきわめて良く、透明感にあふれた清らかな湖です。 小さいながら水質が全国一位、透明度は摩周湖に次いで2位とされています。 この美しい湖にも、約8万年から4万5千年前までの長い歴史があります。倶多楽火山は玄武岩〜安山岩の成層火山帯で、複数の火口で火砕流を伴う大規模な噴火を繰り返し、約4万年前までの活動で倶多楽湖ができたとのことです。 現在、最大の水深は148mで、湖面の標高が258m。 カルデラ湖らしく摩周湖と同様に、湖の周囲は、急な外輪山の崖に取り囲まれています。ただ、摩周湖と違って、倶多楽湖は湖岸までおりることが可能。しかし、湖畔に降りることができるのはレイクハウスの建っている場所だけです。レストハウスにはボートの乗り場があります。
また、扇形展望台からは、倶多楽湖全体を見下ろせます。朝、この展望台から見ると、クッタラ湖は霧に覆われたままでした。しかし、昼には霧もあがり・・・、クッタラ湖の全景が眼前に。美しいカルデラ湖は、静かで神秘的な表情に包まれていました。上空をみると青い空に、春の浮き雲が、静かにしずかにゆっくりと流れていました。10年ぶりに訪れた倶多楽湖(くったら湖)は、想い出どおりの姿で迎えてくれました。(潮 信輔)
- 登録日
- 2012年03月26日
- 更新日
- 2024年08月07日 10時 41分