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緑葉期と紅葉期の湖東三山「西明寺」の本坊
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西明寺は琵琶湖の東、鈴鹿山脈の西山腹に位置する古寺です。山号は龍応山。平安時代の834年に、仁明天皇の勅願により開創された寺院で、金剛輪寺、百済寺とともに「湖東三山」(天台宗)の1つに数えられています。昔は、山内に17の諸堂、300の僧坊があったとのこと。今もその面影がつよく残っていて、「日本100の古寺」「近江水の宝」に選ばれている古刹です。
この寺は山腹にあって、周りは森閑とした落葉樹や針葉樹の森に囲まれています。そして春夏秋冬にはそれぞれ、異なった景色を奏でます。とくにカエデは秋の紅葉、夏の深緑期と、異なった趣を見せてくれます。
本坊にある国指定の名勝庭園「蓬莱庭」のカエデも、季節を知っていて、庭園に彩りを添えます。緑の葉を纏ったカエデは、秋には真っ赤に染まり・・・、比較してみると、時の流れの優しさ、深さをが分かります。四季の変化の素晴らしさが、見る人の心に染み込んで行きます。(潮 信輔)
- 登録日
- 2013年08月21日
- 更新日
- 2016年09月12日 15時 38分