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秋・紅葉期の永平寺(その2)「法堂・承陽殿・仏殿・傘松閣・杉林」
Autumn scenery of Eiheiji Temple in Fukui pref.(part 2)
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永平寺は1244年、道元禅師によって開かれ坐禅修行の道場で、現在は曹洞宗の大本山となっています。山号は吉祥山。三方を山に囲まれ、多くの老杉に囲まれた静寂な深山幽谷の地です。七堂伽藍を中心に多くの建物群があります。秋の永平寺は澄んだ大気に包まれ、常緑樹の杉林や裏山の森の間から、黄葉や紅葉の樹木が映えて見えます。
法堂は説法の道場で、天保14年(1843年)に改築されたとのことです。長い年月、朝のお勤めをはじめ各種の法要が行われます。法堂前の庭に置いてある大きな水盤・・・。その水面には、樹木の黄葉が映り、秋の静寂を示していました。
承陽殿は永平寺の開山である道元禅師の御真廟。曹洞宗の聖地で、門も内部も厳粛な雰囲気に包まれていました。近くには永平寺の2世懐莊禅師の余徳に因んだ孤雲閣もあります
仏殿は中国の宋時代の様式を取り入れた、二重屋根と石畳の床を持ち、七堂伽藍の中心に位置しています。
傘松閣は156畳敷きの大広間です。昭和5年に当時の著明な画家によって、230枚の花や鳥などの絵が、天井に描かれた美しい色彩画です。そのため別名「絵天井の大広間と呼ばれています。
今回訪れた永平寺は、晩秋の静かなで穏やかな日でした。境内の杉林ににある祠堂殿と唐門、鐘堂、そして周りの森も秋模様の盛り。黄葉に包まれた中を紅葉が、ひときわ真っ赤に輝いていました。(潮 信輔)
- 登録日
- 2018年11月13日
- 更新日
- 2018年11月13日 11時 50分