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秋・紅葉期の越前・那谷寺の「三重塔」と「楓月橋」
Three-storied pagoda and Fugetsu Bridge of Natadera Temple in autum
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那谷寺は石川県小松にあって、自然の摂理(自然智)の教えと白山信仰の寺です。717年に泰澄によって開創された古刹で、とくに986年に花山法皇が行幸の際、岩窟で輝く仏像に深く感銘を受けられ、その後、ご自身が居住されながら七堂伽藍を造営されたことで有名。山号は自生山、寺名は岩屋寺と称された勅願寺へ・・・。
1642年に建てられた三重塔は、方三間の三層で、扇垂木を使用しているとのこと。国指定の重要文化財に指定されていて、四方の壁面は唐獅子と牡丹の彫刻が。また内には鎌倉時代の作、胎蔵界大日如来を安置されているそうです。そして黄葉や紅葉の中、黒みを帯びた三重塔の屋根・・・、荘厳さに満ちています。
「楓月橋」は三重塔と「鎮守堂」・「展望台」とを結ぶ朱色の橋。山上鎮守堂よりの眺望は、境内一の絶景と云われています。じっさい展望台からみる、紅葉に包まれた奇岩遊仙境の眺望は、みごとででした。常緑の木々の傍で、黄葉や紅葉はいっそう映え、寺院の静寂も深まりました。(潮 信輔)
- 登録日
- 2011年12月28日
- 更新日
- 2017年10月05日 08時 53分