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冬の能登半島「垂水の滝」と「波の花」
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「垂水の滝」は能登半島の真浦海岸にあって、高さ35mの切り立った断崖の上から直接に、日本海に落ちてくる滝です。とくに冬には、霧のように飛び散る「逆さ滝」で有名。これは滝の水が、日本海から吹きつける強風のため水が舞い上がり、あたかも滝が下から上に流れているかのように見えることから、付けられた別名とのことです。
今回訪れたのは冬。比較的穏やかな日でしたが、日本海からの季節風は滝の飛沫を斜め上に運び、周りの氷雪を濡らしていました。一年前の秋には見られなかった景色・・・。自然の姿に魅了されました。
一方、海岸では白波を岩に吹きつけ・・・、岩間に生じた海水の泡たち。次第に重なり合い、盛り上がります。やがて次の風に乗って千切れ、”波の花”となって・・・、次々に陸地に向かって飛び始めました。寒さの中にも、自然がつくる”波の花”たちには、冬の風情がありました。(潮 信輔)
- 登録日
- 2011年02月24日
- 更新日
- 2016年09月23日 14時 44分