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尾瀬の晩春から夏へ
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尾瀬は、群馬県・福島県・新潟県の3県にまたがり、2000メートル級の山に囲まれた高層湿原です。湿原特有の多くの植物群落が見られることから、わが国を代表する湿原。この尾瀬にあって、尾瀬沼は燧ヶ岳の溶岩が沼尻川をせき止めたことによって、生じたと言われています。
我が国で高層湿原として有名な尾瀬は、植物の宝庫としても知られています。その清らかな色彩あふれる花たちは、見る者の心に染みこみます。
尾瀬の春の訪れは遅く5月になって、ようやく花たちは芽吹き、つぼみから花を咲かせます。フキノトウ、オオバキスミレ、ワタスゲ、ヤチヤナギやザゼンソウ・・・。また木道の間や傍には、尾瀬を代表するミズバショウが、道行く人々の歩みを留めます。
7月になって夏の花たちが、多彩な色どりで沼や湿原、草原を飾ります。橙色のニッコウキスゲとクルマユリ、白いコバイケイソウ、薄紫のハクサンチドリ、赤紫のワレモコウなど・・・。短い夏をそれぞれ精一杯、楽しんでいるようです。(潮 信輔)
- 登録日
- 2015年04月30日
- 更新日
- 2016年09月12日 11時 57分