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夏の上州・榛名神社の「本殿と巨岩群」
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榛名神社は、赤城山・妙義山と共に上毛三山の一つとされる榛名山の神を祀る神社です。創建より1400年もの歴史を持った由緒ある古社で、徳川時代の末に至るまで神仏習合の時代が続きました。その後、明治初めの神仏分離の改革によって榛名神社として独立したとのことです。
本社・幣殿・拝殿は、1つに繋がった権現造りの建物で、文化3年(1806)に建てられています。背後には御姿岩と呼ばれる巨大な岩があり、本殿を見守っています。実際、御姿岩の内には洞窟があり、その中に神聖な本殿として、ご神体が祀られているとのことです。本殿の建物には、朱と黒を基調とし、そして要所には金箔や多彩な彩色が施され、また数多くの精緻で絢爛な彫刻で飾られています。
榛名神社の周辺には、黄褐色や灰褐色の巨大な岩がいたるところにそんざいしています。御姿岩はその一つで、他にも朝日岳・夕日岳、自然の石橋のような鞍掛岩など名前がついた巨石が散在しています。また、岩壁には滝もあり、渓流となって清風を送っています。それらの傍では、自生しているヤマユリやタマアジサイなどの野花も、見る人々の心身を癒してくれます。(潮 信輔)
- 登録日
- 2012年10月25日
- 更新日
- 2019年05月26日 17時 17分