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冬の奥日光「中禅寺湖・中禅寺・男体山・戦場ヶ原」
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「男体山」は標高2,486mの火山で、日本百名山のひとつです。成層火山らしい円錐形の大きな姿をしていて、日光連山を代表する山です。
「中禅寺湖」は、約2万年前に湖のすぐ北ある男体山の噴火によってできた堰止湖。また「華厳の滝」の源となっています。
「中禅寺」は、中禅寺湖の湖畔にある784年(奈良時代)に創建された古刹です。男体山頂を極め日光を開山した勝道上人が、立木をそのまま手彫りした像が本尊であることから、立木観音と称されています。
「戦場ヶ原」は、標高1,400メートルの高地にある広大な湿原です。約2万年前に日光火山群の噴火で堰き止められた湖が、乾燥化や噴火による軽石などの流入と堆積により、長い年月を経て、湿原化したと考えられています。
奥日光にある「中禅寺、中禅寺湖、男体山、戦場ヶ原」は、四季おりおり違った姿を見せてくれます。
冬、積雪を伴った中禅寺の本堂、山門、鐘楼などは、白い景色の中、朱色が目立ちます。そして中禅寺湖の湖畔では、岩に氷柱が付き、枯れ草を揺らす風や湖水のさざ波が立ち・・・。戦場ヶ原では、寒風が冬木立や湿原の枯れた枝葉を揺らしながら通り過ぎていました。これらを見守るように、男体山は冬空の下で、どっしりと、凛とした勇姿を見せています。冬の奥日光は、動と静が行き来していました。もうすぐ春の芽生えが、訪れます。(潮信輔)
- 登録日
- 2012年12月08日
- 更新日
- 2017年07月23日 12時 24分