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秋・紅葉期の宇佐神宮(その1 )「参道、摂社群、鳥居、西大門、拝殿・勅使門」
宇佐神宮は、大分県の宇佐市にある神社で、全国に約44,000社ある八幡宮の総本社です。創建時から仏教文化と、我が国特有の神道が習合した宮寺形式。広大な山麓に往時は多くの堂宇が所在していて、今もその名残を留めています。国の史跡である境内には、本殿をはじめ建造物16棟等が、国の重要文化財に指定されています。
秋、神宮の境内、参道と森は、黄葉や紅葉に包まれます。その中で、多くの壮麗な建物群は共鳴し合って、秋の風情を高めます。参道に沿って点在する若宮神社、春宮神社、八坂神社などの摂社群は、宇佐神宮の広さを示します。
表参道の大鳥居をくぐり、上宮への階段を登ると、見えてくるのが西大門。豊臣時代の末期(文禄の頃)に建立された、桃山風の豪華な朱塗りの四脚の唐門で、切妻屋根は桧皮葺です。この西大門をくぐると、上宮の境内です。
上宮の正面には、ひときわ高い朱塗りで壮麗な楼門(勅使門)が目立ちます。その左右から回廊で囲まれた神域となっていて、左から一の御殿、二の御殿、三の御殿が並んで本殿3棟を形成しています。白壁に朱塗り柱が映え、そり反りの屋根は桧皮葺で趣深い造りです。
中央にある二の御殿の前(南側)には、高い楼門があります。勅使門といわれて、入母屋造桧皮葺の楼門で、通常は開かずの門とのこと。大分県の指定文化財になっています。
今回、訪れたのは11月。七五三の祝いで参詣される、多くの家族に出会いました。群青の秋空の下、鮮やかな紅葉に包まれた、晴れ姿の子供たち、優しく、頼もしく手を引く両親の姿・・・。健やかな成長と幸せを祈りました。そして30数年前の私の子供たちの姿を想い出し、時を忘れました。あらためて宇佐神宮の御加護を祈りました。(潮 信輔)
- 登録日
- 2013年03月06日
- 更新日
- 2023年12月29日 12時 47分