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早春の南伊豆「石廊崎」
Early spring scenery of fIrago Cape in Aiti pref.
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石廊崎(いろうざき)は、太平洋に突き出た伊豆半島の最南端にある岬です。岬からは西は駿河湾、東は相模灘を見通せます。そして岬の先端付近には石廊埼灯台があり、その先には石室神社が、さらに断崖を進むと最突端には熊野神社の祠(ほこら)があります。荒々しい海岸の景色で観光地になっている石廊崎と周辺・・・。相模湾と相模灘の怒濤を受ける断崖絶壁、黒潮が岩礁に当たって砕け、白飛沫を打ち上げ、男性的な景勝地です。石廊崎港からは遊覧船に乗って、ダイナミックな景勝地「石廊崎」の景観を海上から楽しめました。
石廊崎灯台は最南端の岬で、高さ約60mの断崖上の岬に立っている白亜の灯台です。明治4年に日本の「灯台の父」と呼ばれた英国人ブラントンが建立し、昭和8年に改築されたものとのこと。2003年10月に無人化されたとのことで、時の流れを感じさせますが、今も昔も、伊豆半島を迂回する大型タンカーやフェリーなどの安全を見守っています。
灯台の下を過ぎると、やがて巨大な岩に抱かれるように船乗りの守護神である石室神社が。されに数十m岩場を進むと、見えてくるのが熊野神社の石造りの小さな祠。その傍で強い潮風に吹かれながら、足を踏ん張って遠望すると、青い海が広がる太平洋の水平線に、伊豆七島が浮かんで見えます。
早春の石廊崎は、澄みきった青空の下、まだ寒い潮風の中にも、本格的な春の暖かさをチョッピリ含んでいました。(潮 信輔)
- 登録日
- 2013年04月04日
- 更新日
- 2023年07月29日 01時 14分