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冬・氷雪の北海道「小樽運河」
Winter scenery of Otaru canal in Hokkaido prefecture
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北海道の「小樽運河」は、1923年に当時、港湾事業が盛んであった小樽港で、荷揚げの便を図る為に造られた運河です。沖合を埋立て、陸との間に出来た水路であり、「埋立て式運河」と呼ばれています。港湾施設として綺麗に整備されたのが小樽運河・・・。運河の両岸には、レンガや札幌軟石で造られた重厚な倉庫群が軒を連ねています。そして日本の四季は、この「小樽運河」にも訪れ、古い歴史を語る「小樽運河」を、春夏秋冬の景色で彩ります。
今回、再び訪れたのは厳冬の2月・・・。運河は半分が氷結し、濃い藍色が残っている水面と、大小の丸みを帯びた模様を形づくっていました。そして、横なぐりの寒風に煽られて舞い上がる粉雪は、積雪の浅草橋や中央橋そして遊歩道の上に、さらに積って行きました。氷柱が垂れ下がる倉庫群の屋根、ニシキギの枝も凍っていて・・・、周りは冬の白い世界。その中、人々は指先を曲げ伸ばしながら、小樽運河の冬景色をカメラにおさめていました。
近くの交差点の赤信号、お店が並ぶ路地の赤い提灯が、ひときわ目立ちました。あと2か月もすれば、春が訪れますが、白い小樽運河も素敵な積雪の風情に包まれていました。(潮 信輔)
- 登録日
- 2013年06月06日
- 更新日
- 2020年07月13日 11時 32分