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夏深緑期の深耶馬渓「一目八景」
Summer of Sinyabakei ravine in Oita prefecture
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耶馬渓は、大分県にある山国川の上流と中流の領域、およびその支流域を中心とした渓谷です。広い領域を占めているために、ふつう、本耶馬渓、裏耶馬渓、深耶馬渓、奥耶馬渓などに分かれています。それぞれ奇岩や奇峰が林立し、四季にそって特色ある美しい景観を見せてくれます。日本の三大奇勝や新日本三景の一つに選ばれているとのことで、秋の紅葉時は特に有名・・・、多くの人々が訪れます。
深耶馬溪は、耶馬渓でも一番の景勝地ともいうべき「一目八景」があるところです。群猿山、鳶巣山、仙人ヶ岩、夫婦岩、烏帽子岩など、8つの峰や奇岩が一望できることから、「一目八景」の名が・・・。
紅葉期の「一目八景」は有名ですが、夏の深緑の時期も見応えがあります。8つの峰や奇岩の周りを覆う緑の樹木たち。モミジの枝は緑葉をいっぱい抱き、渓谷の風に踊っている様でした。谷川では、強い日差しを受けながらも、アヤメなどの川魚が動き回っていました。
夏景色を纏った緑の渓谷に答えるように、灰褐色の岩山は、深緑の中、浮き上がって見え・・・、奇岩群は毅然と立っています。その上を、夏の青空が広がり、時々、白い雲がゆっくりと流れて行きました。(潮 信輔)
- 登録日
- 2013年08月17日
- 更新日
- 2016年11月21日 16時 53分