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夏・緑葉期の金閣寺「舎利殿(金閣)と鏡湖池」
Kinkaku-ji (golden pavilion) and Kyoko-chi" (mirror pond) in summer
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金閣寺は正式な名称を鹿苑寺といい相国寺の塔頭寺院の一つです。舎利殿の「金閣」が特に有名なため、一般的には金閣寺と呼ばれています。室町幕府の三代将軍であった足利義満が、山荘北山殿を造ったのが始まりとされ、京都の北山文化の象徴として、国内外に知られる名刹です。山にかこまれた広大な境内には、多くの建物、庭園や池、義満公由来の名所があり、世界遺産(文化遺産)に指定されています。 四季それぞれ、趣のある景勝で人々を迎えてくれます。
舎利殿は漆地に金箔を押した三層の宝形造の楼閣であることから、「金閣」として有名。鹿苑寺の通称「金閣寺」の由来となっています。3つの層は、それぞれに異なる様式を採用した特異な建築です。初層は寝殿風、二層は書院造風、三層は仏殿風で、二層と三層には金箔をはってあり、室町期の楼閣建築の代表的例とみなされています。鏡湖池に臨むその姿は美しいかぎりです。
鏡湖池は国の特別史跡・特別名勝に指定されてい池泉回遊式庭園です。金閣を水面に映す鏡湖池は、多くの島々や奇岩名石が配置されています。今回訪れたのは深緑の夏。周囲の植物たちの緑は、常緑の松と共に、静かな水面に緑色を宿し、白い雲を映し・・・、それらの中に溶け込んで、池畔に建つ金閣は、一層その華麗さを語っていました。(潮 信輔)
- 登録日
- 2014年03月06日
- 更新日
- 2016年09月12日 14時 08分