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京都・銀閣寺「銀閣(観音殿)の四季」
Four seasons of the Silver Pavilion in Ginnkaku-ji Temple
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銀閣寺は正式の名称を東山慈照寺といい、臨済宗で相国寺派の塔頭寺院の一つです。室町幕府の八代将軍であった足利義政が、造営した山荘を起源としているとのことです。その後、室町時代の後期に栄えた東山文化を代表する建築と庭園美として、国内外に有名・・・。現在は、古都京都の文化財の一部として、世界遺産に登録されています。
楼閣である銀閣(観音殿 国宝)は柿葺で、質朴さの中に高貴さを加えた宝形型の重層構造です。初層は住宅の風で「心空殿」、上層は禅宗様(唐様)の仏堂で「潮音閣」と呼ばれます。そして書院造りの基となる意匠が取り込まれていて、東山文化の代表的な建築物とみなされています。
この銀閣(観音殿)は、周辺の山や森、池や庭園の四季の変化をともなって、風情を変えます。夏の深緑に守られ、秋の紅葉に照り、冬の積雪に静寂を増し、そして春の新緑に息づきます。やはり銀閣は日本の自然美、歴史を込めた雅な京都文化を代表しています。(潮 信輔)
- 登録日
- 2014年08月27日
- 更新日
- 2017年10月23日 18時 16分