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京都・銀閣寺の「門前町・参道・総門の四季」
Four seasons of approach ,main gate and garden of Ginnkakuji Temple in Kyoto
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銀閣寺は正式の名称を東山慈照寺といい、臨済宗で相国寺派の塔頭寺院の一つです。室町幕府の八代将軍であった足利義政が、造営した山荘を起源としているとのことです。その後、室町時代の後期に栄えた東山文化を代表する建築と庭園美として、国内外に有名・・・。現在は、古都京都の文化財の一部として世界遺産に、登録されています。
銀閣寺の総門に至る300mほどの参道は、「銀閣寺道」と呼ばれる石畳の道で少し坂になっています。幅は約6mの道で、その両側には古風な民家と京都の名産を売る土産屋が並んでいて、京都の四季折々の情緒を高めています。緑、黄、青の旗や赤い傘に、名産の「八ッ橋」や「千枚漬」、「湯どうふ」などの京都の土産物・・・、ときおり着物姿の人たちもチラホラ。外国からの観光客、修学旅行生、老若男女の列は、そぞろ歩きになり、歓声も聞こえます。
門前町の参道の先には総門があります。この門をくぐると、目に入ってくるのが整然とした竹垣・・・。そこを右に折れると、50mほどの細長い高い生け垣が続きます。これらの竹垣は「銀閣寺垣」とよばれ、低い石垣とその上に茂る、樫、椿などの常緑樹の高い生垣からなっています。また左右の造りが異なっていて、よく刈り込んだ生垣が壁のように迫り、趣ある参道となっています。そしてこの参道は訪れる度に、壁の植物たちは、新緑、赤い花、積雪などを纏って、四季の風情を語っています。歩く人々も静かになります。(潮信輔)
- 登録日
- 2016年01月06日
- 更新日
- 2016年09月12日 11時 02分