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京都・銀閣寺の「森と竹林・竹垣の四季風情」
Four seasons of the woods and bamboo forest , in Ginnkaku-ji Temple
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銀閣寺は正式の名称を東山慈照寺といい、臨済宗で相国寺派の塔頭寺院の一つです。室町幕府の八代将軍であった足利義政が、造営した山荘を起源としているとのことです。その後、室町時代の後期に栄えた東山文化を代表する建築と庭園美として、国内外に有名・・・。現在は、古都京都の文化財の一部として、世界遺産に登録されています。
月待山の麓に建てられた銀閣寺は、こんもりと繁った森が、風情を高めています。松に代表される常緑樹は青々としていて、その間には落葉樹が四季の変化を彩りで示してくれます。春の桃色がかった山桜、秋の黄色や朱色の実たち、積雪に垂れた枝、時々風に揺れては枝葉に積もった雪を払い落とします。
竹はいつも青々と瑞々しく、凛と真っ直ぐ立っています。春の若葉、夏の深緑、秋の紅葉、冬の積雪と四季の変化に寄り添いながらも、竹林としての気品を見せています。そして銀閣寺の建物、庭園の外側をしっかり護っている竹垣・・・。森も竹林も竹垣も、銀閣寺になくてはならないものです。(潮 信輔)
- 登録日
- 2015年07月10日
- 更新日
- 2016年09月12日 11時 49分