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秋の福岡・能古島「コスモス畑、自然探勝路、歴史風情」
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能古島(のこのしま)は福岡市にあり、博多湾にぽっかり浮かぶ周囲が約12kmの風光明媚な島です。渡船場からフェリーにて約10分でつく、福岡市民の自然あふれる憩いの島・・・。博多湾に並んで浮かぶ志賀島と同じく、永い歴史もあり、古くは国を守る「防人」が置かれ、万葉集にも歌われています。また鎌倉時代の元寇でも知られている島です。
四季折々の花が咲く「のこのしまアイランドパーク」には、行楽地として多くの市民が訪れます。島の広い花畑や散策路に散らばる多くの花壇には、春の菜の花、夏のひまわり、秋のコスモス、そして冬の水仙や梅が咲き乱れます。
今回訪れたのは秋。アイランドパークにはコスモスが一面に咲きほこっていました。青空の下で海風が強く吹き渡り、コスモス畑は花の波に揺れ・・・、白雲も流れ、博多湾を行き来する舟も白波を残していました。
帰りは自然探勝路を散策しながら、秋の風情に浸りました。木洩れ日の原生林と散策路では、ミツバテンナンショウの葉と緑の実、ムベの若い実、アオツズラフジの黒紫色の実、ノイバラの赤い実、彩り豊かなノブドウの実たちをみつけながら散策・・・。火成岩と水成岩が織りなす地層の変化に驚きました。人里に下りて来て、白髭神社や蒙古塚に参り歴史の重みを感じました。人家の庭では、柿の実が澄んだ秋空に映えていました。(潮 信輔)
- 登録日
- 2014年12月11日
- 更新日
- 2017年10月23日 18時 13分