癒し憩い画像データベース/九州がんセンター

秋保大滝は、宮城県仙台市太白区秋保町に位置している滝で、幅６ｍ落差５５ｍの文字通りの大滝です。国の名勝に指定されており、“日本の滝百選”に選ばれ、日本三大名瀑の1つに数えられています。周辺には、秋保大滝不動尊があり、不動滝橋を経由してを経由して、秋保大滝の滝つぼに行くこともできます。

冬の 秋保大滝は不動尊の寺院や展望台を含めて、冬木立と積雪に囲まれた灰白色の世界でした。訪れる人影もなく、ただ轟々と滝の音が直接、聞こえて・・・。滝の傍から見ると、木々は葉を落としているので、滝筋はそのままの姿で迫ってきます。滝口、滝筋の横には氷結した氷柱が下がり、静と動を描いていました。滝つぼから舞い上がる冷たい風も、飛沫を連れて巻き上がり、肌を凍えさせました。しばらく我慢をしていると、寒さにも慣れ、滝も冬木立の森も冬の風情を見せてくれました。

下流へ移動し不動滝橋から、改めて 秋保大滝や渓流、周辺の森や山を遠望しました。滝の轟音は消え、かすかな水音の調として聴こえて・・・。渓谷の上へ目を移すと、冬の雪雲は次第に薄くなり、やがて淡いながらも青空が少しづつ広がり始め、雲間から時々、薄日が射してきました。（潮 信輔）