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春の京都・清水寺(その2)「音羽の滝、境内の参道風情、参道脇の石仏群、地主神社周辺」
Spring scenery of Kyoto Kiyomizu-dera Temple in Kyoto pref.- Part 2‐
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清水寺は、京都市の東山区清水にある寺院で、山号は音羽山です。奈良末期の778年に開山され、都が京都に移された平安遷都後に、坂上田村麻呂が仏殿を建立したと伝えられています。その後、戦乱や栄枯盛衰を経ましたが、京都の文化を伝え続けて来ました。現在の建物の多くは、1630年代に徳川三代将軍の家光の寄進によって再建されたものとのこと。そして今、境内は標高242メートルの清水山(音羽山)の中腹に、多くの建物が軒を接するように建ち並んでいます。そして古い歴史ある清水寺は、古都京都の貴重な文化財として、ユネスコの世界遺産に登録されています。清水寺は音羽山、建物群の周囲、「音羽の滝」、参道や散策路などは四季それぞれに包まれた風情で人々を迎えます。
今回訪れたのは春盛りの4月。山も森もそして地主神社、釈迦堂、地蔵尊などの建物群の周りは、ピンク色や白い桜が満開で、枝垂れサクラもたわわに咲き乱れていました。サクラの他にも境内には紫色のミツバツツジ、薄い青紫のスミレが人々の目を惹き、ユキヤナギは無数の白い花をつけて春風に揺れていました。そして道の所々には、小さな石仏たちが、暖かい春景色を見ながら散策する人々に声をかけて・・・。また赤いよだれかけを着た可愛いお地蔵さんたちも、微笑ましい姿で、道行く人の心身を、ほっこりさせている様でした。(潮 信輔)
- 登録日
- 2024年03月04日
- 更新日
- 2024年03月04日 16時 03分