TOP > テーマ別おすすめ画像 > 積雪期の草津温泉「湯畑と周辺」の朝と夜
テーマ別おすすめ画像
積雪期の草津温泉「湯畑と周辺」の朝と夜
Drizzling Yubatake (hot water field) of Kusatsu Onsen in winter
/
古い歴史を持った草津温泉は、日本三大温泉の一つです。「草津よいとこ一度はおいで、お湯の中にも花がさくよ」で始まる「湯もみ唄」は、あまりにも有名。この草津温泉のシンボルは「湯畑」で、情緒ある風物詩となっています。何列も並んだ木箱・・・・・・。これらは源泉から岩床を流れる硫黄臭の温泉から「湯の華」を採取する木箱です。そして下流の湯の滝へ。ここではエメラルドグリーンの泉となり、硫黄の香りが立ちこめていました。 草津温泉は日本の名湯として、遠い昔から人々を癒し続けてきました。多くの有名人が訪れています。日本武尊、源頼朝、行基・・・・・・近いところでは与謝野晶子、高村光太郎、井上 靖 岡本太郎・・・・・・。その数の多さには驚かされます。 豊富な湯量と51度〜94度もある酸性度が強い源泉は、古来から温泉療法として有名で、「時間湯」の療法を生み出しました。熱い掛け流しの温泉のみならず、歴史がかもし出す情緒ある風情は、今も訪れる人たちを癒してくれます。
今回訪れたのは冬。朝の湯畑とその周辺は、断続的に雪が舞い、温泉や温かい湯煙が流れ、道や岩は積雪で被われていました。そして夜になると街灯も湯煙でかすみ、光の帯の中を、雪は斜めに降っていました。朝も夜もそれぞれの風情に満ちていました。(潮 信輔)- 登録日
- 2016年01月01日
- 更新日
- 2016年09月16日 13時 49分