TOP > テーマ別おすすめ画像 > 秋・紅葉期の阿寒湖畔
テーマ別おすすめ画像
秋・紅葉期の阿寒湖畔
Autamn landscape by Lake Akan in Hotukaidou pref.
/
阿寒湖は北海道東部の釧路市にあって、標高が420mのカルデラ湖です。周囲は30km、平均の水深が17.8mですが、最大の水深は45mもあります。湖の東岸側には、雄阿寒岳が勇姿を見せ、ここより約8kmには、現在も活動中の活火山である雌阿寒岳がそびえています。火山地域にあるために、湖の南岸には温泉が湧き、阿寒湖畔は温泉街としても有名・・・。全域が阿寒国立公園に含まれる道東を代表する観光地となっていて、四季折々多くに人々が訪れます。
秋の阿寒湖は、山も森も紅葉や黄葉に包まれます。湖畔に沿った遊歩道も、黄色い落葉や枯葉が足元でカサカサと、かすかな音をたてます。火山の大地であるため、足湯からの湯気が静かに流れ、ボッケ(泥火山)では噴気を上げ、やや規則的に泥を盛り上げていました。
森を見ると、カラマツやウバユリの茶色の実が、次の世代に命を託して・・・、。またマイズルソウは赤い実を付けて、秋の名残りを見せてくれました。湖畔の波打ち際では湖面のさざ波によって、落葉の層が幾重にも並び秋の風情を語っていました。静かで穏やかな阿寒湖の秋でした。(潮 信輔)
- 登録日
- 2017年11月18日
- 更新日
- 2017年11月18日 11時 58分