TOP > テーマ別おすすめ画像 > 夏の大分・由布院温泉「金鱗湖」
テーマ別おすすめ画像
夏の大分・由布院温泉「金鱗湖」
Summer scenery of Lake Kirin in Oita pref.
/
金鱗湖(きんりんこ)は、大分県由布市(旧湯布院町)の由布院温泉にあって、湖底の一部から温泉と清水が湧き出る不思議な湖です。名前の由来は、ある学者が湖の魚の鱗(うろこ)が、夕日に輝くのを見て「金鱗湖」と名付けたと伝えられています。この池に秋から冬の早朝、朝霧が流れる幻想的な光景は有名。霧の正体は温泉を含んだ湖が、蒸気となったものとのこと。湖の周りには木道を含んだ遊歩道が整備されていて、湖面からは鯉や淡水魚、カモやアヒルなどの水鳥が、泳ぐ姿を眺めることができます。
夏の金鱗湖は、森や天祖神社、庭園、木橋の周りが深い緑に包まれます。岸辺の草むらには、所々にオレンジ色のヤブカンゾウとクルマユリの花が咲き、庭園では藤棚に緑の実が垂れ下がっていました。そして静かな水面には、背後の山、木々の影をくっきりと映し・・・、時々、鯉や水鳥たちが動き、水面で水の輪を造っては周囲に同心状に広がって行きました。また湖畔にある天祖神社の横からは、清い水が湧水となって、金鱗湖に流れ込んでいました。一方、山の方を見れば、麓の4~5か所から温泉の白い蒸気が立ち昇っていました。(潮 信輔)
- 登録日
- 2018年07月04日
- 更新日
- 2018年07月04日 12時 00分