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サクラ「一葉」の四季
Four seasons of " itiyou ” cherry tree
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一葉(イチヨウ)はサトザクラの仲間の1つで、江戸時代から関東を中心に広がった桜です。四月中旬に花を咲かせます。名前の由来は、1本の雌しべが、花の中心部から緑色の葉状に変化していることから「イチヨウ」という名前がついたそうです。花は八重咲きで、大きいものでは直径5cm以上の大輪になります。花弁は丸みがかっていて外側が淡いピンク、中心は殆ど白いので、満開時には白く見えます。
一葉桜は、雌しべの姿に特徴がありますが、花弁も素敵です。薄紅色の蕾から花に向かいながら、色が薄くなって行きます。そして満開になっても、やや大きめの花弁は、八重咲きで淡いピンク色を保っています。この豊かな花弁は、春の暖かさを感じさせてくれます。これらの花弁を咲かせるために、木の枝も葉も一生懸命です。冬の芽、黄色がかった春の若葉、夏の緑陰、そして黄葉や紅葉は青空に映えます。
花言葉は「精神美」。あまり表に出さなくて、奥の方で、見る人の心をほっと暖かくしてくれることから、精神美との花言葉が贈られたのでしょう。(潮 信輔)
- 登録日
- 2016年06月08日
- 更新日
- 2016年09月09日 13時 20分