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春の伊良湖岬(灯台、恋路ヶ浜、日出の石門)
Early spring scenery of Irago Cape in Aichi pref.
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伊良湖岬 は愛知県の渥美半島の先端部にある岬で、三河湾に面し、太平洋から伊勢湾までを一望できる位置にあります。岬には伊良湖岬灯台があり、沖合では航路が通り、多くの船が行き来しています。また太平洋側には美しい砂浜が続き、ロマンチックな景色は唱歌や小説の舞台ともなっています。
伊良湖岬灯台は渥美半島の最先端にあって、白亜で丸い塔形の灯台です。目の前に広がる青い海との美しいコントラストをなしています。今回、陽に染まる静かな浜辺に灯台も見入っているようでした。
「日出の石門」は、太平洋の荒波が長い年月を経て生じた海蝕洞と奇岩群です。2つあって沖の石門、岸の石門と呼ばれています。地殻変動と海の自然が生んだ不思議な造形で、石門から眺める風景は「雄大」で、とくに日の出のときには、美しいシルエットを見せてくれました。
恋路ヶ浜は、伊良湖岬灯台から日出の石門までの約1kmの砂浜です。太平洋の荒波をうけて緩やかに湾曲し、美しい渚、道、白砂青松や音の風景などから、数々の「日本の百選」に選ばれています。ロマンチックな名前の由来は昔の悲恋伝説からとのこと。また島崎藤村の抒情詩の中で「名も知らぬ 遠き島より 流れよる 椰子の実ひとつ」、と書かれた「椰子の実」の舞台となったことでも有名で、丘にはその歌碑が立っています。
早春に訪れた伊良湖岬は、天気に恵まれ穏やかな姿で迎えてくれました。(潮 信輔)
- 登録日
- 2020年04月12日
- 更新日
- 2020年04月13日 15時 01分