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愛媛の四国最西端「夏の佐田岬と佐田岬灯台」
Summer scenery of peninsula and lighthouse of Sadamisaki in Ehime pref.
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佐田岬(さだみさき)は、四国の最西端にある岬です。愛媛県の伊方町にあって、日本一細長い半島としても知られています。岬の長さは約40km。海にむかって細長く直線的に突き出していて、九州の佐賀関半島の先端にある関崎と向かい合っています。そして豊後水道の最も狭い部分であるため、急流の豊予海峡を形づくっています。
この細長い半島の先端の断崖に、そびえ立っているのが佐田岬灯台。八角形の白亜の灯台で高さは18m、ここからは晴れた日には豊予海峡を隔てた九州を遠望できます。白い灯台とエメラルドグリーンや紺碧の海峡を、眺めることが出来る観光スポットです。
佐田岬灯台に向かう遊歩道は、原生林にかこまれています。道の両端から木々が覆い被さってくるような樹叢。ときおり木漏れ日が射し込みます。小径には紫のハマナタマメ、オレンジ色のハマカンゾウ、白いハマユウが咲き、トベラやイヌビワが緑色を帯びた実をつけていました。
岬には緑色片岩の岩壁や岩が多いため、青い海と白い波が、緑色の岩礁に砕け散るさまに目を奪われました。そして汗ばんだ皮膚を撫でて行く潮風が、散策の疲れを和らげてくれました。(潮 信輔)
- 登録日
- 2017年05月19日
- 更新日
- 2017年05月19日 10時 25分