癒し憩い画像データベース/九州がんセンター

　カンボジアは戦乱の跡も残っていますが、現在、活気に溢れた国です。アンコール・ワットやアンコール・トムなどの遺跡群の他に、人々の熱気とたくましさが伝わってきます。熱帯雨林と赤い土にかこまれ、崩れかかった寺院遺跡。午後に訪れる熱帯の激しいスコールに洗われ、鮮やかな色彩を放つ花たち。巨大な淡水湖のトレンサップ湖、これに注ぐシェムリアップ河の沿岸で水上生活する住民。きらきら光る純朴な子供たちの目。自然を畏敬する人々の雨乞いの儀式、そして時を経ても変わらない華麗な民族舞踊。 　カンボジアは遺跡や森も、農村や市街地も、そして人々も、混沌の中に活力がみなぎっている国です。（潮 信輔）