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重要文化財の現存「7天守閣」(丸岡城、伊予松山城、丸亀城、備中松山城、高知城、宇和島城、弘前城)

















わが国には古代より多く城があり、栄枯盛衰の歴史を刻んで来ました。城の中でも天守閣は、その代表といえます。とくに織田・豊臣・徳川時代に建てられた天守閣は、約170と言われています。これらになかで、現在まで残っている天守閣は12の城しか無く、貴重なために「現存12天守」と呼ばれています。国宝の5天守閣は、以前に掲示しましたので、今回は重要文化財である7つの天守閣についてまとめました。それぞれ以下のような特色があります。
丸岡城の天守閣を特徴づけるのは、鬼瓦や鯱を含めて、全て石で出来た屋根瓦。また内部の2階〜3階の階段は最も急です。伊予松山城は、勝山の山頂に本丸をいだく、日本三大の連立式平山城の1つで、大小の天守の美しい姿が目を惹きます。丸亀城は扇の勾配のような高い石垣の上に建てられ、素朴な天守閣です。備中松山城は標高430mの臥牛山の頂上付近にあって、現存する唯一の山城。天守閣は現存天守の中では最も小さいが、高さ10m以上の巨大な岩壁を活用した、”難攻不落の名城”とみなされてきました。最近は“雲海に浮かぶ天空の山城”としても有名。
高知城は天守閣と大手門(追手門)が、そろって現存している古風で貴重な城郭遺産です。独立式望楼型の4層5階からなる天守閣と、それに続く二階建ての「詰門」が、豪壮な感じを与えています。宇和島城は標高が約70メートルの丘陵の山頂にあって、三層の天守閣が品格に富んでいます。弘前城は東北の春を代表する「桜の名所・さくら祭り」としてあまりにも有名・・・。とくに天守閣の近くにあるピンク色の「枝垂桜」が、緑色の天守閣の屋根と白壁に映えます。以上あげました7つの天守閣は、日本の貴重な文化財です。いつまでも大切にしたいものです。(潮 信輔)
- 登録日
- 2025年05月12日
- 更新日
- 2025年05月12日 04時 32分