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秋・紅葉期の津軽・弘前城「城門群,櫓群,濠」
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津軽10万石で弘前のシンボルである弘前城は、海抜約50メートルの台地に立てられた平山城です。日本七名城の1つにあげられる城で、約400年前に築城された当時の面影を、ほぼ残しています。現在、国の重要文化財に指定されている天守閣、3棟の櫓、それぞれ趣のある5つの櫓門。そして、城址には多くの植物たちが、四季折々の花や実で人々を迎えます。
春の弘前城は、「桜の名所・さくら祭り」としてあまりにも有名。しかし紅葉期の弘前城は、桜花期に勝る景観を示してくれます。各城門は黒褐色の扉や格子窓に白漆喰の壁に、黄葉や紅葉のグラデーションを帯びた色が、綺麗です。そばを行く人々も立ち止まって見入って・・・。そして三層の各櫓も真っ赤な紅葉が、白い漆喰に映えていました。
やはり秋には、桜と共にいたる所に楓の古木が多い弘前城は、楓の風情に満ちています。緑、黄、赤い葉たち、そして茶色の翼果たちが秋風に揺れ、舞い落ち、落葉の絨毯を織り上げていました。歴史と風格を語る弘前城に、黄葉や紅葉は気品で支えています。(潮 信輔)
- 登録日
- 2023年10月16日
- 更新日
- 2023年10月16日 12時 03分