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ミヤコワスレ(都忘れ)の四季(蕾から花へ)
Gymnaster savatieri (from bud to flower)
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ミヤコワスレは山地に自生するミヤマヨメナが、改良された園芸品種です。多年草で、5〜6月頃に花を咲かせます。ミヤコワスレの名は、佐渡島に流された順徳天皇が、この花を見て心を慰め、都恋しさを忘れたとの言い伝えによるようです。花の色は青やピンク、白がありますが、紫色の花がもっとも好まれています。
葉は濃い縁で、形は長楕円形、数個の切れ込みがあり、時には卵状や楕円形の場合もあります。蕾から開花がはじまり、やがて高貴さを秘めた紫色の花へ・・、濃い緑の葉と清楚な花のコントラストが、美しくて魅力的な植物です。
花言葉は、「しばしの別れ」 「別離」、「しばしの憩い」 「 穏やかさ」 「また会う日まで」 など。
” なんとなし その名にひかれ 求め来し 都忘れの紫の花 ” (老いた母が、詠んでいた短歌です)
ミヤコワスレ(都忘れ)は、詩的な感じを持った花です。(潮 信輔)
- 登録日
- 2018年11月22日
- 更新日
- 2018年12月08日 09時 46分