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日本各地の「 柱状節理の海岸(その2)」
Columnar joints of waterfalls In various parts of Japan(part 2)
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柱状節理(ちゅうじょうせつり)は、玄武岩や安山岩に五角形ないし六角形の柱状の割れ目が生じ、蜂の巣に似た形を示した岩石の柱が集合したものです。マグマが冷えて固まる際に、収縮して生じ、これらが地表に流出した熔岩流の近くで、しばしば観察されます。北海道の層雲峡、福井県の東尋坊、兵庫県の玄武洞などが有名です。
日本列島は、多くの火山帯があり、マグマが地表に現れ冷えて出来た火山性の柱状節理の岩群・・・。気も遠くなるような永い地殻活動を経て、海岸に景勝地を造ります。その代表的なのが、幾何学的な六角形や五角形の岩群からなる柱状節理の海岸です。
北海道から鹿児島まで、日本各地の多くの「柱状節理の海岸」があります。今回は「その2」として、小浜の「蘇洞門」、日向の「クルスの海」、京丹後の「立岩・後ヶ浜」、小樽の「高島岬」での柱状節理の海岸を紹介します。いずれも幾何学的な柱状の岩が、幾重にも連なり、海からの荒波に耐え、海藻を育て、訪れた人々に自然の強さ、年月の凄さを教えてくれます。日本列島は火山のマグマが創り出し、気も遠くなるような年月を経て、修飾された奇岩に満ちていることを示しております。(潮 信輔)
- 登録日
- 2018年03月26日
- 更新日
- 2018年03月29日 13時 08分