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日本各地の赤レンガ倉庫群(その1;敦賀、門司 小樽、函館)
Red brick warehouses ( heritage of industrial modernization : part 1 ) in Japan
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煉瓦造の建物群は主に明治から大正時代に造られ、建造物です。その中でオレンジ系の色をした倉庫群は赤レンガ倉庫として、明治時代以降に新たに興った産業の施設として造られました。現在も日本各地の港に近い場所で、往時の歴史を語る倉庫群として、地域の観光シンボルとなっています。その多くは登録有形文化財や近代化産業遺産として、登録されています。
金森倉庫群は北海道港にある赤レンガ倉庫群です。その起源は明治時代に開業した「金森洋物店〜金森商船」をもとにしているとのこと。現在はショッピングモールやビアホール・レストランの店が入っていて名所となっています。
敦賀の赤レンガ倉庫は、敦賀港に面して建てられた2棟の赤レンガ倉庫です。明治時代に外国人技師の設計で造られ、石油の貯蔵用の倉庫となっていましたが、現在はレストランや博物展示館となっています。
北海道の「小樽運河」は、1923年に当時、港湾事業が盛んであった小樽港で、港湾施設として綺麗に整備されたものです。運河の両岸には、レンガや札幌軟石で造られた重厚な倉庫群が軒を連ねています。とくにこれら倉庫群の壁には、ツタが這い季節ごとに緑葉、紅葉、枯葉となって人々を迎えます。
門司赤煉瓦プレイスは北九州市にあって、大正時代に帝国麦酒や旧サッポロビールの工場として建てられた施設です。現在は門司駅周辺の再開発として門司麦酒煉瓦館・旧サッポロビール醸造棟・赤煉瓦交流館となっています。
日本各地の港近くに点在する赤レンガ倉庫群は、産業の歴史を示すとともに、当時に忙しく働いていた人々の気概を語っています。(潮 信輔)
- 登録日
- 2020年08月25日
- 更新日
- 2020年08月25日 12時 53分