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夏の信州・霧ヶ峰「八島ヶ原湿原」
Summer scenery of Kirigamine Yashimagaharashitsugen(wetlands)in Nagano pref.
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八島ヶ原湿原(やしまがはらしつげん)は、長野県の霧ヶ峰高原の北西部に位置する湿原です。大草原が広がる霧ヶ峰高原のにあり、標高約1632mの高層湿原として、国の天然記念物に指定されています]。この湿原はおよそ1万2千年の歴史を持つとされ、本州ではもっとも古いとのこと。この湿原には、西側に八島ヶ池、東側に鎌ヶ池があり、その中間にも鬼ヶ泉水と呼ばれる池があります。そして季節にそって、多くの野の花や実が、人々を迎えてくれます。
8年前の暑い夏、涼しさを求めて信州の霧ヶ峰高原にある「八島ヶ原湿原」を訪れたことを想い出し、今回このテーマで発信することが出来ました。写真をみると当時のことが眼前に現れてきました。早朝は”霧ヶ峰“と言われるように濃い霧にすっぽりと包まれ、湿原の池も木道も見えませんでした。しかし陽が少しずつ昇るにつれて・・・、霧は流れ出し徐々に姿を現してきた湿原。そして2時間も経つと、霧はすっかり晴れ、青空と白い雲の下、湿原の池や遊歩道、そして植物たちも鑑賞できました。朝露に濡れ、鮮やかさを増した花びらたち。紫色のヤナギランとホタルブクロ、黄色いキンバイソウ、橙色のコオニユリ、白いイブキトラノオやシシウド、薄紅色のアカバナシモツケなどが、美しく輝いていました。
ゆっくりと木道を歩き、野鳥のさえずりも心地良かったこと、そして景色をみて、20年前にも、この景勝地を回ったことを、思い出しました。画像が持つ力を、あらためて再確認しました。(潮 信輔)
- 登録日
- 2018年07月13日
- 更新日
- 2018年07月13日 16時 32分