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イチハツの花芽から実へ
Root iris: from bud to fruit
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イチハツは中国原産の多年性の宿根草本で、我が国には江戸時代に渡来したと云われています。名前の由来は、アヤメ科の中で“一番早く咲く”という意味からきています。乾いた土にも強く、花びらに鶏のトサカのような白い外花被片があるのが特徴的です。しっとりとした紫色の花弁で、その中に濃い紫色の斑点や筋が認められます。 散歩の途中に観察してみると、まだ寒さが残る時期に目立たないつぼみが次第に膨らんで行き、紫色の花が咲き始め、やがて夏の内に青い実に変わってしまいました。そして、秋と冬を越して、春、再び黄緑色の細長い葉の間から、目立たない蕾を付け始めます。(潮 信輔)
- 登録日
- 2006年05月24日
- 更新日
- 2016年09月28日 11時 39分