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日本各地の「群島の景勝地(松島、九十九島、いろは島、大沼)」
古代にユーラシア大陸から切離れた日本列島は、その後の幾多の地殻変動や火山活動によって、現在は4つの海に囲まれ、多くの島があります。我が国が海洋国家、島国とも呼ばれている所以です。リアス式海岸、瀬戸内海があり、そこらでは入り組んだ湾や多くの岬・埼や入り江などが。また陸地でも火山活動による湖沼や群島もあります。そして海岸や湖沼で小島が集まっている場所は、景勝地として多くの人々が訪れています。今回は各地で小島が群がっている景勝地を集めてみました。
「松島」は、宮城県の松島湾の内や外にある諸島、湾の周囲、松島丘陵も含めた風景を表しています。大小260あまりの島々、海の浸食による奇岩、海蝕崖の絶景も見られ、魅力豊かな場所です。4っの展望台から見ると、多くの島が箱庭のように一望に出来、美しさを実感できます。
西海国立公園にある佐世保の九十九島は、大小208の島々が広がる景勝地です。弓張、船越・展海峰展望所から見る多くの島々、点在するそれぞれの島にはそれぞれ個性があります。奇岩が連なる丈ヶ島、千畳敷の岩場がつづく長南風島・・・。名も知らない小島の岩を洗う白波、そしてコバルトブルーの海と島の緑が映えます。
いろは(イロハ)島は佐賀県肥前と長崎県福島の間にあって、伊万里湾に浮かぶ、大小48ほどの島々の総称です。「いろはに・・・」と数えなければならないほど多くの島があるので、空海(弘法大師)が、いろは48文字にちなんで名付けたとの伝説も。青い海とその中に浮かぶ緑の島々の美しさにを誇っています。
大沼国定公園は北海道函館の北約16kmの距離にある国定公園。活火山である駒ヶ岳の噴火によってできた堰き止め湖沼で、大小の沼に浮かぶ多くの小島と、周辺の自然豊かな景色を形づくっています。背景にそびえる男性的な雄姿の駒ヶ岳、女性的な湖沼の浮かぶ小島群、その対比の美しさが目を惹きます。
これらの景勝地にも朝夕や四季の訪れがあり、花や実たちが、風景の移り行きを見守っています。(潮 信輔)
- 登録日
- 2021年01月26日
- 更新日
- 2021年01月25日 15時 16分